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知っておくと良いモデルオーディションTips2-2 | 株式会社エルグアウ

モデルオーディションTIPS(第5回)

 

株式会社エルグアウ | エルグモデルが長年のモデルキャスティング実施実績から、モデル事務所として本来のモデルオーディションの理解とオーディション時に効果的なウォーキング・ポージング、流行の理解、アピールポイントの組み立て方、ビジネスマナーなどを解説しています。

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2. 好まれるエントリーの仕方

(中編)

前回は「好まれるエントリーの仕方(前編)」でした。
オーディションのエントリーフォームに記入し事務所とのやり取りをする際に、気をつけておきたいポイントをいくつかのテーマで解説してきました。
第5回となる今回は、引き続き同じテーマ「好まれるエントリーの仕方」の中編のお話です。
気付かないうちに、あなたの評価が下がってしまう行動となっているかも...。
 

第1回からお読みになりたい方はこちら


 
ここまでスマートなエントリー」についてお話してきました。
事務所にエントリーする際の最低限のビジネスマナーや礼節を尽くすことで、オーディション前のあなたの印象を最大限良くする方法をいくつか紹介してきました。
今回はこれとは反対に「好まれないエントリー」(事務所が返信に困惑するエントリー)のお話です。
 
モデル事務所には対応が難しいエントリーも多数寄せられます。
本人にすれば、特に悪意があってやっていることではなくても、事務所の業務に負担となったり、支障をおこす結果となることもあります。
もちろん、このような応募はオーディションに至ることなく断られてしまうでしょう。
落ち着いて、ルールを守っていれば大半は大丈夫なことですが、思いが強過ぎることで先走って大切なチャンスを逃さないようにしましょう。

 
 

事務所を困惑させるエントリー

1. 期限を守らない返信
正規のモデル事務所にとって主要な業務は、自社モデルをクライアントに派遣しお仕事を提供することです。
決して、モデルを募集することが業務の中心ではありません。
その為、モデル応募に関しても一定の期限を区切って対応をしています。
平均的にはその人の応募日から数日内に、書類(写真)選考と
対象者へのオーディション連絡を完了します。
モデルにも適切なタイミング(返信期限)で返信なり連絡をするよう促されます。
このタイミングを過ぎても平然と事務所に返信するような応募者は、担当者の印象も悪く、仮に不合格の通知をするにしても後味が悪いものです。
万が一 オーディションに参加できたとしても、合格する確率は殆どありません。

※ このことに関連して、「オーディションの意味目的の理解(前編)」の第5項目「レスポンスの早いモデル」でも同様のお話をしています。

 
一部の事業者では、モデル募集自体がその会社の売上の重要な部分を締めるものもあり、そのような事業者では、応募者の連絡マナーに関して寛容な対応をします。
しかし、そうでない正規のモデル事務所の場合には、モデルの応募に関しても相手に社会人としての一定の常識や規律を求めています。
これは、モデル事務所が今後、そのモデルを所属モデルとしてクライアントに派遣した際に、モデルに起因することで起きるトラブルやクレームを未然に防ぐためのものでもあります。
 
モデル事務所はモデルの社会性を教育する環境でも、躾をする場でもありません。
そのため、このような基本的なビジネスマナーに関しては、それを既にしっかり身に着けたモデルを優先して採用します。
それが伴っていない応募者に事務所側がとれる対応は、その人にとって必ずしも望ましいものではないでしょう。

 
2. 募集条件外の応募
モデル事務所によって募集するモデルの条件は異なります。
それはすなわち、そのモデル事務所が得意としている、もしくは取引するクライアントからオファーされるモデルの種類により、自社に所属させたいモデルを限定しているためです。
 
具体的には、まず身長制限があります。
自分の身長が事務所の指定する身長の範囲内であることと、あなたがなりたいモデルのカテゴリーがその身長と合致しているかを確認して応募することが大切です。
コレクションやショー出演に必要なモデルの最低身長は、一般的なモデル事務所でレディースが170cm以上、メンズが178cm以上となります。
ただ、最近ではショーモデル限定でモデルを抱える事務所は少なく、どちらかと言うとショーにも一般の撮影にも使えるモデルが求められます。
そのため、身長の条件幅はレディースが160〜175cm程度、メンズは175〜188cm程度が平均値となります。

 
身長制限はモデル事務所が絶対に譲れない条件の一つです。
いかに自己アピールをしようとも受け入れてもらえる可能性は低いです。
規定外の身長で応募するのは控えて、対応してくれる他の事務所を探して応募するようにしましょう。

 
次に募集エリアです。
基本的には、そのモデル事務所の商圏範囲(ビジネスを展開するエリア)に居住されていることが条件となります。
関東・関西の区別があるように、全国にはそのエリアでそれぞれの事務所がビジネスを展開しています。
関西の事務所が四国のクライアントと取引をすることはまれで、四国のクライアントは四国に拠点をもつ事務所にオファーをします。
そのため、各事務所は自社のモデルのマネージメントがしやすいように、募集するモデルの居住地をある程度限定してお願いしています。
大阪のモデル事務所のお仕事に東京在住のモデルをキャストするより、大阪市内に在住のモデルの方が、事前打合せ(オーディションや衣装合わせに出向く)の面でも、マネージメントの面でも、時間やコストを節約できます。
まずは、お住まいの地域で事務所を探してみてください。

 
その他に、
・ 年齢(募集するモデルにより異なる)
・ 現在無所属であること(複数所属の禁止)
・ 国籍及び在留資格
・ 日本語のレベル(N3以上など)
・ 18才未満の保護者の同意
などの条件があります。
実際にクライアントに派遣する際に、先方の企業でトラブルにならないような人材が求められます。

このような事務所の募集条件のうち、一つでも当てはまらないものがある時は、必ずオーディションの申込み前に問合せをして、事務所からのOKをもらった上でオーディションにエントリーしましょう。
事前の打診なく、いきなり応募条件外のエントリーをするより、はるかに印象も良く、事務所によってはある程度の条件緩和をしてくれるところもあります。

 
3. いきなりDMで写真を送りつけてくる。
もしくは、直接事務所に電話してこられるケースがあります。
一般的に事務所の公開する代表電話は、クライアントもしくはビジネス取引に対して開設しているもので、モデルの応募に対しては、これが特に急を要するものではないと判断されるため、応募者にはホームページなどからの申込みをお願いしています。
また、電話でどれだけお話を伺っても、実際にその人の写真なり容姿を拝見しないことには、的確な答えをすることはできないという業界でもあります。
もし、その事務所の応募に関する疑問点があれば、メールもしくはSNS等から問合せをしましょう。
事務所もそのほうがちゃんと時間を作って、あなたの要望に対応してくれるはずです。

 
同じように、自社ホームページにエントリーフォームを設置しているにも関わらず、いきなりDMで自分の写真を送りつけてくるケースも敬遠されます。

※ 写真送付に関しては個人の肖像権の問題もあるため、一般に送信前の承諾事項の確認をした上で送信するか、事務所から写真をお送り頂く旨のお願いを受けとってからの送信が求められます。この点からも写真の送付に関しては事務所の指定するフォーマットに従って対応してください。

 
いきなり送ってくる写真の多くは、その事務所が求めている写真の条件を殆ど満たしていません。
旅行中の記念写真とか、ソファーに腰掛けた写真とか、スポーツ中の写真とか・・・。
これらの写真と一緒に、かなり強めの自己アピール文が送られてきます。
次回お話する予定ですが、私たちモデル業界では、過度な自己アピールは必要としていません。
さらに言えば、自己アピールは参考程度には傾聴しますが、アピール自体にさほど興味がありません。
その人が、どんな特技・資格・趣味・やる気・モデル以外の経験を持っていても、デザイナーの服を着てステージを歩くこと、スタジオで商品撮影をすることに、これらが特段の必要性をもつことはありません。

 
少し過激な言い方になりました。
同じ仕事をする一員としてモデルの人間性は大切です。
しかし、私たちが本当に必要とするのは、クライアントから持ち込まれた商品やサービスの付加価値をあげることができる「モデルの容姿と技術」なのです。 
 

ちなみに・・・
エントリーされる段階で、私たちモデル事務所が必要とする写真は以下の2点だけです。
1. 正面を向いた上半身の顔写真(アップ)
可能なら笑顔で歯並びが分かるもの。
加えて、額・生え際が見えるものがあれば加える。
2. 全身が写った写真(ロング)
適切なヒール高のある靴。(高すぎるヒールはNG)
また、体のラインが隠れない適度にタイトな服装のもの。

 


「事務所を困惑させるエントリー」の1〜3の項目を見てきました。
引き続き4〜7の項目を紹介していきます。
耳の痛いこともあったかもしれませんが、より良い結果を掴んでもらいたいと考えて、ディープな部分まで詳しくお話しています。

 

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PAGE THEME
  1. オーディションの意味目的の理解
    (事務所オーディションと仕事オーディション)

  2. 好まれるエントリーの仕方

  3. 私たちの考える第一印象
    (モデルとしての適度な自己アピール)

  4. 初心者らしからぬ振舞い
    (基本はやはりウォーキング)
    (オーディション中の振る舞い)

  5. オーディション後のこれはNG!
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